札幌「日中落花生食品安全会議」開催

    6月24日札幌にて日中落花生食品安全会議が開催されました。中国側参加者は山東省及び遼寧省を中心とした落花生関係
20企業、 28名。
日本からは落花生輸入商社協議会21名日本ピーナッツ協会27名 合計76名の参加者が集まりました。

   まず、輸入落花生の違反状況と我国の安全体制について説明がありました。中国産大粒落花生の違反件数は2013年度の
19件から2014年度3件へと大幅に減少しているが、その要因としては、作柄が良好であったことと、近赤外線選別機の導入が進んだ
ことが考えられるとのことです。一方で中国産小粒落花生の違反が増加していることは産地での旱魃が影響しているとの考えです。

 大粒落花生の生育状況及び市況については、2015年産の山東省落花生の栽培面積は推計1,080万ムーで昨年より3%減少。
吉林省の落花生栽培面積は210万ムーで、 うち大粒は35万ムー。2014年に比べ20%増加した。生育状況は順調で、予想生産
数量は12万トン。

 中国側の安全体制については煙台楓林食品有限公司 理事長より説明があり、アフラトキシンをはじめとして残留農薬検査
なども日本の基準に沿った検査体制で
臨んでいるとのことでした。

 その後、国立医薬品食品衛生研究所研究員、日本マイコトキシン学会会長 が「落花生のアフラトキシン汚染と近赤外線を利用したその減衰について」

というテーマでご講演が行われました。

以上

2015年7月2日